『ねえねえ、確か……何とかカズとかいう名前だったよね?』


ほとんど、俺の名前を覚えてなかった。


『背、高いわねー!!あなたもずっとバスケしてきたの?』


こんな俺に、何て楽しそうに笑って話をするんだろう。


『 この2人と、これからの後輩達のためにも、俺達がバスケ部を変えていこう。』


コイツになら、ついていこうとはじめて思った。


「おーい、カズくーん!!」
「……うるさい、拓真。」
「あはは、きよ今日も絶好調じゃん、カズ。」
「もう、いいから部活行くわよ!!」



俺は、このバスケ部が、コイツ等が。


本当に、大切で、大好きだ。





= 和彦くんと3人 =