「ミーコー。」 「コラ、抱きつくな、このタラシ野郎。」 抱きついてくるタクの頭を叩く都子。 ……俺でもヤキモチは妬くわけで? 「いててててて!!!!ゆ、勇大、痛い、耳、ちぎれるううう!!!!」 「都子が、嫌がってるでしょ?」 俺が満面の笑みで言うと、タクは青ざめながら俺から後ずさった。 「何じゃれてんのよ、大きな男2人して……」 俺がヤキモチ妬いて、こうなってることなんてまるで気づいてない都子は、冷たい目で俺とタクを見てる。 こういうことに関しては、都子は鈍いんだからな……