隣のマネージャーさん。~番外編~



「勇大は昔っからそうだよね、言葉がまとまらないと、いつもきょろきょろするー。」

楽しそうに笑うと、都子は俺の前を歩き始めた。

「いいよ、勇大の言葉で言ってくれれば。」

ああ、都子には敵わないな。

そんなこと言うところも、その笑顔も。

「都子!!」

「んー?」


全部、気づいたら。


「俺……」

「うん。」


都子の全部が、


「都子のことが、」

「うん?」




「好きだ!!!!」




返ってきたのは、満面の笑顔だった。