隣のマネージャーさん。~番外編~



俺が驚いたのも束の間、今度は都子が驚いてる。

「え?違うって?バスケできなくて、勉強ばっかりで……じゃ、ないの?」
「うん、違う。」

そういうと、わからないというように首を傾げた。

……ちくしょう、可愛いな。


「えっ、と……受験が終わってから言おうかなとか、思ってたんだけど。」
「うん?何?」


何もわかっていない都子は未だに首を傾げて俺を見つめている。

俺が今悩んでいるのは、都子との今の関係からどう進展させようか、ってことで。

ずっと幼なじみだったわけだし、この前なんて引退するのに泣いて都子に抱き締めてもらっちゃったし……

次に何て言おうか迷ってると、クスッと笑う声が聞こえた。