────────── 「まひるーー!?」 遠くからあたしを呼ぶこの声は何も知らない 何が起こったのか知らない 知らなくていい 笑おう 「あっ、まひる!」 「ちょっと遠くまで散歩してたー!」 「...どうした?なんかあったか?」 「ううん。何でもない」 ただ、このまま。 あたしは翔琉くんに抱きついたまま離れなかった。 「翔琉くん、ごめんね」 「えっ…てか、どうした!?」 「ううん、なんでもない」 知らなくていいよ ただ、あたしを翔琉くんでいっぱいにして欲しかった