その日の授業はどんどんと進み、気づけば昼放課だった。 こんなに授業に集中したの、いつぶりだろう。 「お昼食べよ〜!」 「わ!!ち、千笑か…食べよ!」 「…うん。…………あ!!今日は教室じゃないとこ行かない?」 「え?良いけど…な」 「じゃあ行こ!!」 私の言葉に被せるように言った千笑は、そのまますぐに歩き出し、教室を出ていく。 私もそれを追うように、教室を後にした。