歩き始めて20分が経過した。 まだ家まで半分の距離がある。 濡れた制服は私の体温を奪っていき、さらなる雨により、身体は冷えきっていた。 街行く人は、私を横目で見ていく。 痛い視線を送って来る人。 かわいそうな顔をして来る人。 クスクス笑いだす人。 しかし誰一人として近寄ってくる者はいなかった。 まぁ当たり前か。 期待なんかしていない。 だけどなぜだろう。 胸がギュッと締め付けられ、息苦しさすら感じ始める。 そして、気づけば私は泣き出していた。