「「龍!!??」」 「お前どうした?(笑)童貞でビビったか?」 龍の目は私をとらえたまま、明らかにひきつった顔をしていた。 こんな無様な姿。 その反応が当たり前だ………。 すると、呆然と立ち尽くす龍を押し退け、一人の男子が後ろから現れた。 その人は私を見ると、「はっ」としたような表情を見せ、悲しい顔をした。 痛いものを見るような目が、一番つらい。 そんな顔…… しないでよ………。