―――次の日





目が覚めるとすでに朝日が差し込んでいた。





昨日は家に帰ってシャワーを浴び、ドライヤーもせずに寝てしまた。



全てを忘れるように。





また始まるんだ。
つらい一日が……。



そう思いながら、カーテンを開け、まだ誰も起きていない午前6時、


私はそっと家を出た。