体育館にはいかにもやる気の無さそうなおじさんの先生がいた。
一番に着いてしまった私におじさんは
「これ見てやればいいから。あとの子にも伝えて協力してやって。」
とだけ言い残し、体育館を出ていった。
私がみんなにこの紙の指示出さなきゃいけないのかな………。
そう憂鬱になりながら、他の子達を待つことにした。
すると、二人組の女の子が来た。
勇気を出して声をかける。
「あの!これ、先生がやれって言って……」
「あ〜そうなんだ〜!
じゃあ私達は体育館外のほうきやるね。」
「う、うん。」
良かった。
伝わった。
多分嫌な顔しないってことは私のこと知らないんだよね、きっと。
少し安堵のため息が漏れ、あと二人を待つ。
あとの子も、何も知らないといいなぁ…。
