瀬織side





「瀬織!!!起きなさい!!!」




下から、お母さんの大きな声が聞こえてくる。





「あっ!空がくるんだ!!!」




私は慌てて飛び起きる。







だけど…




「そうだ…空は来ないんだ…」





自分で言って虚しくなる。





私は、無駄に目が冴えてしまって、2度寝する気もなくなり、とぼとぼとしたへおりていく。





顔を洗って歯を磨くと、私はまた自部屋に戻った。