空を見上げれば








「空、お弁当食べた?」





「瀬織、目さませよ!!」



俺は、瀬織の肩を掴む。






「え、まだ食べてない?じゃあ、私お弁当持ってくるから待ってて!」



瀬織の目は、俺じゃなくて、空を見ていた。




瀬織の瞳にうつっているのは俺なのに、瀬織は俺じゃない空を見ている。








俺を残して、瀬織はお弁当を取りに教室へ行ってしまった。