終わりを見てからはじまる物語。【仮】






「ん……
とりあえず落ち着いたみたいだね
蓮くん、
今日はいつも以上に安静にしてること。
……わかったね?」


「はい」



点滴もひとまず外された。

たまにあるでかい発作。



俺はいつもこれがくると
“死”を覚悟する。


ーパタパタパタ…


そんなとき一人の看護師が
病室に飛び込んできた。


「先生!
桐生優羽さんが倒れたそうで
5分で到着します!」



……ユウ?


「うん、わかった
今行く


それじゃ蓮くん、
何かあったら呼ぶように」







ーーーーピーポーピーポー…



……遠くから
救急車のサイレンが聞こえる。