終わりを見てからはじまる物語。【仮】



「ん"…」


「!蓮くんっ?!
目、覚めたの?どこか痛いとこない?」


ベッドの上で
少し声を漏らした蓮に
佐藤サンはすぐに近寄っていく。


「…さ、とう…サン?」


蓮はまだ苦しそうに
佐藤サンを視界にとらえた。


「呼吸苦しいの?
肺とか痛い?」



「……泣い、た……?」


必死に呼びかける彼女に
蓮は点滴に繋がれてないほうの手を
彼女の頰に伸ばした。