「10月」 「…え?」 「去年の10月の終わりに 余命は[1年]だと言われてた。 つまり、」 「…あと半年…?」 う、そ…だろ…? こいつとの会話を 聞いてしまったから きっと陸上を続けることは 難しいのだということはわかっていた。 あと半年で …優羽は死ぬ……? …なんで… そんな消えそうな 命のともしびで最後に走ろうと もがいているなんて 俺が思っていた以上に 危ないことなんじゃ―――…