ドアからそっと
覗くけど2人の声は
小さくて聞こえない。
あいつ
優羽の知り合いなのか…?
ーカタッ
「…っ!?」
……急に息が止まりそうになった。
車イスの男が
優羽を抱きしめたから。
飛び出していきそうになったけど
優羽の言葉が足を止めた。
「…っもっと…
もっと…!!走ってたかったよ…っ!!!」
……な、に……?
「せっかくの
クリスマスパーティだったのに…
あたしのせいでめちゃくちゃに
しちゃって…っあたし……」
「また来年、なんてみんな言うけど…
あたしには来年なんて、なくって…」
……どういうことだよ……
「みんなには貧血だなんて
嘘ついて、でもこれからもきっと
病気は出てくるし…っ
脚の怪我なんてほんとは…っないのに
春までに治るなんて
そんなこと…ないのに…っ」
誰か、教えてくれ
これは現実かーーーー…?
「…っもっと
蓮とおなじ世界に…いたいのに……っ」

