瀬戸が部室のドアを開けると、雨宮先輩は瀬戸を見て少し嫌そうな顔になる。
「なんで、瀬戸がいるの?俺は麻美佳ちゃんに話があるって言ったんだけど?」
「俺が勝手について来ただけですから」
瀬戸がそう答えると、また二人の間にはピリピリとした空気が流れる。
「まぁ、いいや。瀬戸にもはっきりさせておきたいし」
そう呟くと
「さっきの話の続きだけど……」
雨宮先輩は、瀬戸を睨むようにまっすぐ見て話し出す。
「俺は麻美佳ちゃんの事、好きだよ。だから一緒にいる。わかったらさっさと出て行ってくれない?俺は麻美佳ちゃんに話があるんだから」
さらっとそんな事を言う。
『好き』って……
前も私の事を『好き』だと言ってくれたけど、それは私が雨宮先輩に対しての好きとは気持ちが違う。
きっと今回の『好き』もそうだろう。
だけど、“違う”とわかっていても、『好き』と言われるとドキッと胸は高鳴り、すごく嬉しくなる。
「なんで、瀬戸がいるの?俺は麻美佳ちゃんに話があるって言ったんだけど?」
「俺が勝手について来ただけですから」
瀬戸がそう答えると、また二人の間にはピリピリとした空気が流れる。
「まぁ、いいや。瀬戸にもはっきりさせておきたいし」
そう呟くと
「さっきの話の続きだけど……」
雨宮先輩は、瀬戸を睨むようにまっすぐ見て話し出す。
「俺は麻美佳ちゃんの事、好きだよ。だから一緒にいる。わかったらさっさと出て行ってくれない?俺は麻美佳ちゃんに話があるんだから」
さらっとそんな事を言う。
『好き』って……
前も私の事を『好き』だと言ってくれたけど、それは私が雨宮先輩に対しての好きとは気持ちが違う。
きっと今回の『好き』もそうだろう。
だけど、“違う”とわかっていても、『好き』と言われるとドキッと胸は高鳴り、すごく嬉しくなる。

