夕日が沈んだとはいえ、まだ空は明るい。

私と雨宮先輩は、公園のベンチに座る。


『ちょっと話さない?』


雨宮先輩にそう言われたけど、一体、何を話すというのだろう。


雨宮先輩と気まずくなりたくなかった私。

気持ちを伝えるつもりはなかったし、伝える勇気もなかった。

だけど、ちょっとした事から、私は雨宮先輩に気持ちを伝える。

そして、フラれた……


なのに、これ以上、何を話すというの?