部室の中の恋人

「こんな風に真っ赤な顔で、しかも上目遣い」


そう言いながら、私の髪を撫でていた雨宮先輩の右手は、私の頬に移動する。


「俺、今、自分を抑えられる自信ないんだけど」


頬に右手を添えながら、私をじっと見つめる。

雨宮先輩の一つ一つの行動や言動が、私をドキドキさせる。

ドキドキして言葉が出てこない私は、雨宮先輩を見つめ返す。


「ねぇ、麻美佳ちゃん……、いい?」


そう言うと、雨宮先輩の顔が近付いてくる。

私は自然と目を閉じる。

そして、雨宮先輩の唇が私の唇に触れる。

最初は触れるだけのキス。

だけど、今日は次第に深いものに変わっていく。

たくさんの熱く深いキス。

こんなキス初めてで、私の心臓は爆発寸前。

雨宮先輩の絡める舌が気持ち良くて、頭がボーッとしてくる。

そして、だんだん息遣いも荒くなっていく。


「……んっ……」


私は自然と声が漏れる。