部室の中の恋人

「それは、俺が麻美佳ちゃんの事好きだから」


誰に対しても、はっきり気持ちを言ってくれる雨宮先輩。

こんな状況だけど、雨宮先輩の言葉に嬉しくなる。

だけど、雨宮先輩のその一言に、三人の先輩達が固まっているのが何となくわかった。

何も言わなくなった先輩達に


「もういいだろ。とにかく、今後一切、麻美佳ちゃんに手を出すなよ」


冷たい口調でそう言うと、抱きしめている腕の力を緩め


「部活行こう」


私の手を取り、教室を後にする。





部室へ向かう途中


「麻美佳ちゃん……、部活終わって着替えたら部室に来て」


雨宮先輩はまっすぐ前を向いたままそう言った――…