部室の中の恋人

「何なんだ?」


そんな中、雨宮先輩はわけがわからない、という顔をしている。


「さぁ……」


そう答ながら、

きっと、はるか先輩は私があの先輩達から“何かされる”もしくは“何かされた”と気付いているのだろう

そう感じたていた。


「麻美佳ちゃん、帰ろうか」


そう言って、雨宮先輩は手を差し出す。


「は、はい」


私はドキドキしながら、差し出された雨宮先輩の手に触れる。

そして、私達は歩き出す。


「ねぇ、麻美佳ちゃん」


雨宮先輩はまっすぐ前を見たまま、話しかける。


「何かあった?」

「えっ?何かって、何がですか?」


私はドキドキしながら聞き返す。

もしかして……

あの先輩達に呼び出された事、バレた?