三日月の魔法使い



キーンコーンカーンコーン…

チャイムがなるとベラと分かれてそれぞれの席につく


私は一番後ろの窓から二番目の席


授業中よく眠れそうだなぁなんて考えながら静かな教室で先生を待つ


待ってるんだけど、






「ごめんごめん!遅れたわ!」


走って入ってきた二十代後半?くらいの男の人

メガネをかけてピシッとスーツで決めてる見た目とは裏腹に十五分の遅刻



そういえばなんか入学式でも三組だけ担任の紹介なかったよな…


「新井直哉!担当は数学!よろしく!」


爽やかに決めてるつもりなのだろうが
教室は盛り上がりを見せることもなく、みんな無表情で新井先生の登場を見守っていた


「…自己紹介…出席番号一番からな。」

教室の空気を読み取りボソボソという新井先生。

なんかすごいテンション下がってる…


ちょっと可哀想かも…