どろっぷ 〜笑顔の魔法〜


「こーきー!起きろっ!」

朝はいつもあいらちゃんの声で起きる。
私の目覚まし時計だ。

「うぅ…ん。おはよぉ…。今日は一段と声が大きいねぇ…。」

「あったり前でしょ!?今日は入学式よっ!」

「あー。そーだったねぇー…。」

「そーだったねじゃないでしょっ!ほれ、起きた起きたっ!」

そういって、あいらちゃんに叩き起こされた。
真新しい制服を袖に通し、急いでリビングに行った。
リビングには、あいらちゃんとあいらちゃんのお母さんがいた。

「あら、こぉちゃん。おはよう。」

「おはようございます。あいらちゃんママ!」

「こーき早くっ!遅刻しちゃうよっ!」

「あぁー、ごめんごめん!」

そう言ってダイニングテーブルに着くと、席に座りあいらちゃんママが作ってくれた、スクランブルエッグとサラダとトーストを食べた。

洗顔をし、念入りにブラッシングをすると、あいらちゃんが来た。

「ねーねー、せっかくの高校生活が始まるんだからさぁー、メイクしよーよー!!」

「えぇー!あいらちゃんだけやればいいじゃん!」

「もぉ!こーきは可愛いんだから、これ位しないとモテないぞっ!」

あいらちゃんに無理矢理座らされて、人生初のメイクをされられた。

あいらちゃんは既にメイクをしていて、まつげが長くて、ほっぺがピンクで凄く可愛かった。

「はいっ、完了!うわぁ!やばっ!ちょっとこーき!もうこんな時間だよっ!早く行こっ!」

「もぉー!あいらちゃんがメイクするって言い出したからじゃん!」

そういって、新しい鞄を持って、かけだした。

「「行ってきまーす!」」

「行ってらっしゃい。気をつけて行くのよー!」

「「はぁーい!」」