私の方に真っ直ぐに差し出された真っ白で綺麗な手。 「かーね」 あっそうゆうことか、 「すみま…すみませんもうお金は、ありません」 毎日毎日うざい 「はぁ?昨日言ったのに」 「すみませんすみませんすみません」 「すみません…じゃねぇーの」 「キャハハキャハハ似てる似てる」 ボスの後ろから声が聞こえる。 「まーもうお金が無いなら、ってまだあと1時間あるし………」 私の耳に吹き込んだ。