『ありさはどーなん????』
と皆から急かされる。
あたしは男としてなんて、
一回も見た事がなかった。
『無理無理無理無理無理!!!!』
ただそれだけ答えた。
すると女友達が、
『とりあえず連絡交換せぇて!』
と言って、
あたしと堀中くんの携帯をとりあげ、
勝手に連絡先を入れられた。
時間が経っても熱が冷めず、
あたしは一旦席を離れた。
集まってる場所から見えない所へ行き、
一人で落ち着こうと座った。
すると何人か追いかけて来てくれた。
『おい!平瀬さん、
どーするん?』
男子が真剣に問い詰める。
『いやいやいやいや。
まずノリで言ってただけだし、
絶対嘘やって!』
『それはないだろ!
あんな大勢の前で告白したんやで!
嘘なわけがないやん!
あいつがそんな冗談言うと思か?』
『えぇー。
そんな事言われても、、、。』
『ありさ?
連絡先も交換したんやし、
ちょっと連絡とって、
考えてみたら?』
