…となりますと…?よ、呼んだのっ?
わざわざ呼んでくれたの?
焦りにあせって
「え。ひよりっ!?」
とあたしが言ったときにはもう遅かった。
うぅぅ…っ?
「えー?なんやー?理紗ぁ。」
もーう、だからそんな目で見ないでってばー!
多分、この時のあたしの顔は真っ赤。渡そう
って決めたときから、3階に着くまでは
何とも無かったのに本人がいるのと
いないのとでは、緊張の度合いの次元が
違う。なん次元だろ…?
とにかく1秒でも、0.1秒でも早くこの時間を
終わらせたくって、さっき書いてきたポエム
っぽい謎の文章を書いた紙をさっそく
手渡した。
「は…はいっ。これ、小説に使おっかなって
思って…授業中書いてました…です。」
「あ…授業中ー?」
…はっ!先生の前で“授業中”書いてたなんか
言っちゃ…。そこは先生として
つっこむの…?じゃなくて!はやく受け取って
よぉ…っ!
なかなか細かいところに ツッこんでくれる
から、思ったように抜け出せないあたしは
さかもっちゃんがまた何か
言おうとしたところに挟み込むように
あたしは話し始めた。
「あいっ。見てください!どう……ですか?」
…わっ!“あいっ。って変な口調になってし
まったよーっ!さかもっちゃん、こういう時に
なんか反応してよ…。怖い。
