トドカナイ。~君への恋文~



あたしの助けて…と言わんばかりのヨロヨロ

歩きでとうとう目的地の3階のさかもっちゃん

のクラスの前に着いてしまう。


「わ…。無理。バイバイッ!」


そう叫んでダッシュで逃げようとするあたし

を梨乃が捕まえて押してきたから

心の準備がまだ出来ていないあたしは

もう、絶叫。


「バイバイじゃないよ~。理紗ーっ?」


「ぎゃーーーーーーーーーっ!もーぅ!

やめてよ~ぉ!」


騒いでいると教室の中からチラッとこっちを

見ているさかもっちゃんがあたしの視界に

入った。すかさず梨乃は、それに反応する。


「ほらっ、こっち見たで、坂本っ!」


「ちーがーうーっ!梨乃のこと見とるんよ!

きゃあ~っ!梨乃ちゅわーんって顔しとるで、

さかもっちゃん。」


「このやろ~っ。なにが梨乃ちゅわーんや!」



ーバシッ。


「いたっ!すんまそーんっ!」




いつものようにふざけあって居るけど、

この時のあたしは梨乃に両手首をつかまれて

逃げようとしても、逃げられない状態。


「このまま、さかもっちゃん、呼ばれたら

どうしよう!?うわぁっ!」


バカみたいな声を出して、くるっと教室の扉の

方を見ると、ひよりがこっちに向かってくる

さかもっちゃんと、パニックのあたしを

交互に見て、ニヤニヤしている。



…え。え…?え?


「坂本先生ーっ。あ、来た来たぁっ!ほら、

理紗!」