トドカナイ。~君への恋文~



「はぁ~。緊張する~っ。どうしよう?」


と、もうどうしようもないことを

あたしはさっきからずっと口癖みたいに

言っている。


帰り学活が終わって、これから本番だって

ところで、ひよりがせっかく


「ついて行っていい?」


と言ってくれたし、さすがにさかもっちゃんと
二人っきりは無理だったから一緒に行ってもら

うことにした。


理科室前。ひよりもさかもっちゃん宛てに

手紙を書いてきたみたい。どうしても何を

書いたのかが気になって


「なんて書いたーん?」

と聞いてみた。


「なんやっけー?えーと、理紗の渡したチョコ

は、おふざけじゃないってことと、理紗のこと

よろしくって書いたっけなぁ?」


…え。まぁ、そりゃあ、ふざけてはないよ?

ふざけてこんなことまでするほど変人じゃ

ないからっ。でも、でも…さ、理紗のこと

よろしくは、恥ずかしすぎるよぉーっ!?


と一人で考えこんでいると、


「理紗からの友チョコ、美味しかったから

大丈夫!自信持ちなよ!」


とひよりが励ましてくれた。