【友梨side】


はぁ、どうしよう?



目の前には5人の男達。

.....見た目がとてもチャラい、友梨が苦手なタイプの男達。


私の背後は壁、前は男達が囲んでいるため逃げ道はない。


「ちょっとお嬢さん。こいつ超痛がってるんだけどぉ~。どうしてもくれるの?」


そう言った5人の中でも1番チャラそうなシルバーのネックレスのした男が指をさしたのは、私がフードコートから出るときにぶつかってしまった金髪の男だった。


私が金髪の男に目を向けると、金髪の男は私を上から下までじろじろと嫌らしい目で眺めてきた。



とっても元気そうじゃん!!



そう思っても反論することができない。