「……鈴木君…だよね?」



やばい、怪しまれてるっ!

何か喋んないと………。

ええい、なんでもいいや!!

「や、やあ、みんな。大勢で仲良くお買い物?」

「そうなの〜。実は今年は別のクラスの篠原さんの誕生日が近くって〜。その子のプレゼントを買いにきたんだ〜」



ちっ。皮肉が通じなかったか。

まぁ、いいや。まだ乗りきれる可能性が消えた訳じゃない。


「へ、へえ。そうなんだ。みんなで買い物するなんてよっぽど仲良しなんだね」

「うん!」


なるべく普段通りに…。


「じゃあまたね」