どれだけ走ったのだろう。


ここはどこだろう。


だんだんと私のしてしまった行動に腹が立ってきた。


「…神様がいるならこんな世界…」


気がつくと私は何かを口にしていた。


「私を‥…」


ドクンッ


心臓が鳴り止まない。


不思議な感覚に追いつめられていった。



「私を…私…を……助けてよ!!」



その瞬間何が起こったのか理解するのに時間が欲しかった。




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”…そなたの願いを叶えてやっても良い”



「…は?」


私は理解できなかった。

無意識に叫んだとたんこんな訳も分からない空に浮いてるのか、それとも私が飛んでるのか

まるで空にたっているような状況だからだ。


理解に苦しんでいるとまた声が聞こえた


”おまえが望むのなら叶えてやろう”



「望み…」


なぜだか分からないけど


望みという一言で私の中の何かがうごめいた。


「…こんな世界いやだ。違う世界に行きたい



あぁ…私は何を言ってるのだろう。

どうせ夢でも見てるのに‥…


でも。。。夢でもいいよね??少しくらい‥…




”よかろう…”



”その願い聞き入れた。後はおまえ次第だ。”



「え?ちょ…まっ…!」



その瞬間ものすごい睡魔に襲われていってしまった…。



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この出会いがこの先のことに巻き込まれることになるとはまだ私は知らなかった