偶数ルーレット

そしたら静かに、雷君は思いもよらない人を指名した。




「祐っ。やってくれるよな。」



半分微笑みながら祐に。私の愛しい人に向けて雷くんはそういった。



私は理解できない。



なんで祐なの?





その時私は泣きながら叫んだ。





「なんで祐なの?ねぇ?なんで・・・なんでなの・・ぉ・・・・っ」



すると雷くんが、                    ・・

「俺はお前が好きだ。なっ。そうなると祐が俺にとっての一番邪魔な存在なんだよ。なぁ?ぁはははははは。」



そう笑いながら雷君が言ってきた。




その時祐が。




「笑美。」

と優しい声で私をよんだ。



ん?


私はすぐに振り向いた。



すると祐が



「おっ・・・・・・俺はまだ死にたくねぇんだ。」


といい私が振り向いた瞬間私の手を掴んで、ルーレットに手を掛けさせ、回させた。




わたしはその場に泣き崩れた。



「なんで。なんでそんなことするの。」



私はぼそりと言った。そして泣き止むとそこには、皮膚が垂れ下がった『祐』がいた。



「え。なん・・・・・で?」




すると佐奈ちゃんが、

「祐君はむりやり人に回させたからルーレットが止まる前に溶けてきちゃったみたいだよ?」




そう言った。