「亜紀、ごめん。待った?」


私の声に、彼女は
パッと私に視線を移した



「も~、遥香ちゃん遅ーい」


亜紀が、拗ねたように
頬を膨らませる


「ごめんごめん。
お詫びに亜紀の好きな苺パフェ、
奢るからさ。許して?」


「もぅ、しょうがないなぁ。
ほら、座って?」



促され、亜紀の向かいの椅子に
腰かける