親友の旦那と××しちゃいました。



「な…なお……や…」


「はい、よくできました」




ありったけの勇気を振り絞って
言ったその言葉は、やけに呆気なく、
彼の声に吸い取られた


彼が、触れるだけの軽いキスを
私の唇に落とす




彼を『直也』と呼ぶことは、
初めてではなかった


二人きりになったとき、
いつもこう言われる



そして結局、私は
悪魔な彼に敗北してしまうのだ