真上には、天井ではなく
赤崎さんの微笑



押し倒されているのだと、
すぐに気付いた




「ちょっ…赤崎さん!」



肩を押しても、男の人のカラダは
びくともしない



赤崎さんは、拳をつくる私の手を絡めとり
耳元で甘く囁いた