私が校門まで行くともう上村くんはきていた。

「いきなり呼び出してごめん。」

「全然いいよ!でもどうしたの?」

「あのさ、俺と付き合ってくれない?」

頭が真っ白になった。

「ごめんね…好きな人いるから。」

「え、そうなんだ…?
 こっちこそごめんな、いきなり。」