「ちょっ!?
痛い!何す…っ 「相変わらず髪なげーな… 」



青斗は私の長い黒髪から手を離すと、
やっと起きてくれた。



な…なんだったの……


確かに、小さい頃から髪を短く切ったことなんてないけど……


もしかして
ずっと同じ髪型だから見飽きちゃった?!


でも体育のときは二つしばりだし…

友達と出掛けるときは
髪を少し巻いたりもするし……



「衣代、早く行こうぜ。」


「えっ!?」



いつの間にか、
目の前にはしっかりと準備をした青斗がいて。



「どうやったらそんな高速技が出来るの?!」



私がボーッとしてたの、
2、3分だったよね??