「うわ~いいな~夏祭り! オレも行きたい~!」 あたしの肩に両手をポンと置いて、 頭の上から拓斗くんが話しかけてきた。 「拓斗!」 「あ、じゃあ、拓斗くんも 一緒にどう?」 「…うん!……と言いたいところだけどー オレ補習なんだわ~」 拓斗くん補習か…… 「…そっか…」 「あ゛ーー!あたしもじゃん!! ごめ~ん愛結~」 「あははいいよ!補習頑張って?」 莉生ちゃんまで…