―――チュンチュン……… 「……んっ」 なんとも、ドラマチックに 小鳥のさえずりで朝を迎えた。 あたしは昨日あのまま眠ってしまっていたようで。 起きるとケータイは ずっと手で握りしめられたままだった。 「……何時だろ」 時間が気になり、ケータイを開いた。