【完】それでも、あたしは君が好き。






そう自分に言い聞かせて
10分15分遅れて、教室に戻った。



莉生ちゃんはあたしが戻ったことに気づき、
『大丈夫?』と口パクで言ってくれた。




あたしはうん、と頷いて
窓側の一番後ろの席へ座った。




右隣にはさっきまでいなかった、
拓斗くんの姿があった。




―――ツンツン




右側から、あたしの腕を指で突っつかれた。