「愛結…?」


「……り、陸!」



ほんとに眠ってしまっていたあたしは
陸に呼ばれて目が覚めた。



「……昼…一緒に食べない?」


「あ、うん」



そしてあたしは、莉生ちゃんに
声をかけてからふたりで屋上へ向かった。



「な、なぁ愛結」


「…ねぇ、陸。」


「…え?」


「あたし、正直に言うね?」



あたしは今がいいチャンスだと思い、
自分の素直な気持ちを伝えることにした。