そして翌日あたしは学校に行き、
すぐに莉生ちゃんに話した。



「あたし、もう少しだけ考えたい。
だから…陸と距離置こうと思うの。」


「…いいんじゃない?しばらく距離を置くのも。
でもほんとにそれで解決する?
あんたの気持ちが変わらない。
なんて言い切れないでしょ?」



そう言って窓の外を眺める莉生ちゃんは
言葉を続けた。



「もしかしたらあんたが距離を置いたことで
三汐を好きになるかもしれない。
でも、距離を置いたことでもう、
今の関係には戻れないかもしれない。