私は目を覚ますと、何処かの建物にいた。 
壁などもボロボロで掃除もされていない。廃校した学校のようにも見える。
でも、どうしてこんなところにいるのだろう…。私はすごく驚いて、ただ呆然としていることしかできなかった。
他にも私のようになっている人が9にんぐらいいた。
少したつと、何人かが校内を歩きまわるようになり、それにつられてあたしも校舎?を歩くことにした。
でもこんな不気味なところで一人は凄く心細かった。
ドキドキしながら歩いていると。
後ろの方から、少しだけど悲鳴が聞こえた。振り向くと、女の子が走ってくる。何か叫んでいる様にも見える。
でも、遠くにいるから何をいっているのか、わからなかった。
200mぐらいになって、逃げて!
といっていたことがわかった。
あたしも、女の子と一緒に逃げた。
でも何から逃げているのか気になって、見てみると薄暗くてはっきりとはみえないが、影のようなものが見えた、もう一度見てみると、ハサミをもって、ボロボロになったワンピース?をきた女の子が追いかけてきていた。
見ない方がよかった…、こんな怖い夢なら早く覚めてほしい。でもそんなことを言っている場合ではないと思い、
女の子と一緒に長い間走った。
気づけば、あのおいかけてきていた
女の子の姿はもうなかった。
もうおってこないだろうと思い、あたしは、ほっとして走るのをやめて歩くことにした。
「さっきはありがとう、あたしは、弟切 ましろあなたの名前は?」
「私は大瀬良 桃」
「桃ちゃんってよんでいい?」 
「うん」
あたし達は、喋ったりして歩いていると、教室もあったここはきっと学校だったんだろう、掃除はされていないみたいだけど、机は整理整頓されている。いつの間にか広いホールと書かれたところに出てきてしまった。
そこには、一人で歩いている女の子がいた。
桃ちゃんが話しかけようとしたとき、
急に桃ちゃんのケータイがあたしと同時にメールを受信した。
でもこんなアドレスは私はしらない。
メールにはルールのようなものがのっていた。

・11人で『鬼ごっこ』をする
・おににつかまると殺される
・『人間じゃない者』を見つけ、殺すまで『鬼ごっこ』は終わらない
 
という内容だった
あまりいい内容とは言えない
ホールはしずまりかえった。10分ほどの沈黙が続いて嫌な空気になった。でもどうやって『人でない者』?を見つけ出せばいいのか。
一人ずつ殺す何てことはあたしにはできない。このメールを見ただけで緊張してくる。
しかも、『鬼』から逃げないといけない。
なんてことを考えていた。
そう言えば、桃ちゃんには記憶があるみたいだけど、私にはあまり記憶がない。
でも…どうしてあたしたちがこんなゲームにまきこまれたのだろう。
理由がわからなかった。
桃ちゃんは無表情でメールを見ている。
もうどうしていいかいろいろ混乱して訳がわからなくなっていた。
桃ちゃんはあらためて、あの子に質問する。
「ねぇ、あなたの名前は何ていうの?わたしは大瀬良 桃」
「あたしは弟切 ましろ!よろしく!」
「えっと…えっと…わ、私は星野 愛花…です」とおどおどとしながらこたえた。
「あいかちゃんだよね?私たちと一緒に行動しない?」
「えっ?あっはい!じゃあ私もましろちゃんって呼びますね!」
「敬語じゃなくていいよ(笑」
「えっ?!はい!」
「「・・・あははっ」」とももちゃんとあたしは顔を見合わせ笑った。
愛花ちゃんはどうして笑っているの?というような顔でこっちをみている。
でも、笑って少し緊張がとけたかもしれない。
私たちが笑っていたら
廊下からがらすなどが割られるような大きな音がした。
その音のほうへおそるおそるいってみると。
そこには、椅子を持った女の子が
ガラスを割っていた。
でも割っても割ってもガラスはどんどん修復されていった。