ねぇ、こっちむいて。


「ちっげーだろバカ!」

「あだっ!」



丸めたノートでばこんと頭をぶん殴られる。

なんかこのパターン多くないですか。



「い…痛い……」


彼なりに手加減しているのだろうけれどちょびっと痛む頭を押さえて訴える。


「なんだこれ!自力で埋めたところほとんど間違えてんじゃねーか!」

「え?うそぉ!」

「嘘じゃねーよ!見てみろ!」



そう言って小鳥遊君はプリントを指さした。






【問一】次の文を和訳しなさい。There is no smoking room.


A.ここに横綱はいません。




【問二】次の文を過去に直しなさい。I live in Tokyo.


A.I live in Edo.




「中学生レベルのいちばんやさしい問題だぞこれ……」

「なんで間違ってるの?」

「お前がなんでだよ!むしろなんであってると思ったんだよ!」



なんだか調子出てきたね小鳥遊君…

私への扱いが男バスの人たちへと一緒だよ…



「long long agoは長いアゴじゃねぇ!つーかここは昨日やったばっかだろが!」

「だって私要領悪いから一回じゃ覚えられな…口答えしてすいませんでしたちゃんとやりますから!だから丸めたノート下ろしてください!」