それから少し休憩して、大量の本を本棚にしまう作業に移った。
純也くんは、「どうせなら最後まで手伝うよ」と言ってくれて、あたしの届かない高いところの本をしまうのを手伝ってくれた。
「それにしてもほんとにたくさんあるね、本」
一気に4冊くらい本を持ち、純也くんが言う。
「ほんとにね…。先生ありえなさすぎだよね」
「これを日直一人に任せるっていうのも笑っちゃうよね」
「しかも今日に限ってあたしだしね」
そう言って、はあと大げさにため息をつく。
純也くんがいたから二倍の速さで作業が進んでるけど、純也くんがいなかったらあたし今頃どうなってたのやら…。
帰りにでも、純也くんにはお礼になんか奢ろう…。
「そういえば、虹華ちゃんとは仲直りできたの?」
思い出したように、純也くんがそう言った。
虹華ちゃん…ね。今聞きたくない名前ナンバーワンだ。
「…仲直りしたっていうか…。別に謝ってもないし謝られてもないけど、普通に話してるよ。最初は気まずかったけど、あたしももう気にしてないしね」
圭の話によれば、圭に虹華ちゃんから「林檎ちゃんに謝っておいてくれる?」って連絡がきたらしいけど、あたしが直接謝られたわけでもないからなぁ…。
あたしだって、今更謝る気はないけどね。

