Bitter chocolate







虹華ちゃんと同じクラスのあたしは、虹華ちゃんともそこそこ話すため、圭に虹華ちゃんの様子を教えたりしてる。



圭と虹華ちゃんは違うクラスだけど、委員会が一緒らしい。



あたしが圭に虹華ちゃんの連絡先を教えたから、圭と虹華ちゃんは今急激に仲良くなってる。




「……虹華ちゃんね、今日圭のこと言ってたよ」



二人して、肩を並べて歩きながらあたしはそう呟く。



「えっ!なんて言ってたの?」



…あぁもう。


胸が痛いよ。



そんな、嬉しそうな顔しないでよ。


幾らもう辺りが暗くても、そんなあからさまに嬉しそうな顔。



…見えないわけないじゃない。



「…んっとね、なんか、『林檎ちゃんと圭くんって仲いいよねー。幼馴染なんでしょ?羨ましい!』って言ってたよ!…よかったね、脈ありじゃん!」




無理やり笑顔を作る。


頬を緩めたら、涙が零れ落ちそうだ。



「……そうなんだ…。虹華、そんな風に思ってくれてるのかー」



恥ずかしそうに髪をぐしゃってやる圭。



胸が張り裂けそう。