Bitter chocolate








半泣きになりながらも、純也くんに着いて行く。


草がたくさん生えた険しい道をどんどんと進んでいく。


暗いし、なんか変な動物とか出てきたら嫌だなぁ…。


純也くんはどこに向かってるんだろう?


背の高さくらいある草を掻き分け、やっとのことで草ゾーンが終わった。


「ついたよ」


「え…?」


そう言われ、足元を見ていた顔を上げた。



「…わぁ…綺麗……」



空には、たくさんの星が満遍なく広がっていた。



「すごい…!初めて見た…、こんなたくさんの星…」



数え切れないほどの星が、キラキラと光っている。



「流星群だよ。今丁度その季節でさ。…俺、小さい頃からよく見に来てたんだ」


純也くんはそう笑うと、近くにあったベンチに座った。


あたしも、純也くんの隣に座る。


…本当に、綺麗。


心がスーっと引き込まれていく感じ。