家に入り、部屋に行くと真っ先に布団に飛び込む。
目を瞑り、今一度今日起こった出来事を思い出し整理する。
…そういえば、あんな虹華ちゃん初めて見たかもしれない。
いつもニコニコ笑ってる顔しか見たことなかったから、大人しい子かと思ってたけど意外と子供っぽくて我侭なんだな…。
まあどっちにしろ可愛いのは代わりないけど。
圭もほんと鈍いよなあ。
虹華ちゃんが圭のこと好きなんて、誰が見ても一目瞭然なのに。
なんで気づかないんだろう。
…昔から圭って国語の成績悪かったからなぁ…。特に筆者とかの気持ちを読み取るやつとか。
なんだか虹華ちゃんも可哀想になってきたかも。
…あたしとしては、虹華ちゃんが心移りしないかな何て思っちゃってるけど。
圭に協力するとか言って全然出来てないよ、あたし。
今日の出来事で、心の距離がたくさん広がっちゃったし。
おかしいよね。
小さい頃からずっと一緒で、圭に一番近いのはあたしだったはずなのに。
いつのまにかこんなに遠い。
圭にはいくらでも触れられるのに、圭の心にはかすりもしないんだから。
少しだけでいいから、圭の気持ちがあたしに向いたりしないかな。
……なんて。

