全部の作業が終わったのは、だいたい19時30分くらいだった。
そこから先生の机に束ねた紙を置いて、終了。
学校を出て、あたしの家の前に着いた時間はもう20時だった。
「…ごめんね、遅くまで付き合わせちゃって」
ここから純也くんは、歩いて家まで帰ることになる。
純也くんの家は知らないから、あたしの家からどのくらい時間がかかるのかはわからないけどさすがに悪いことをしてしまった。
「いいよ別に。俺が好きでやったことだし」
「でも、本当にごめん…」
「謝らなくていいから。その代わり明日俺に付き合ってね。朝の11時くらいに迎えに行く。バイクだから厚着してね」
あたしの頭をぽんっと撫で、純也くんがそう言った。
明日は一人で過ごそうと思ってたけど、元気がでるなら純也くんと一緒に居たほうがいいのかもしれない。
一人で考えたって、どうせ答えなんかでないだろうし。
「…うん。わかった」
「…じゃ、そろそろ帰るな。目ちゃんと冷やしてね」
「うん、ありがとう!じゃあね」
小さく手を振ると、純也くんも振り返してくれた。
純也くんの姿が見えなくなるまで、見送った。

