たぶん、もうそろそろ限界なんだと思う。
仮に付き合ってまだ一ヶ月ちょっとしか経ってないけど、ここまでつらいものだとは思わなかった。
こんなことになるなら、付き合わずに圭に告白して砕けてた方がまだマジだったのかもしれない。
もう付き合ってしまった以上、あたしは圭に告白なんて出来ない。
…でも、そもそもの原因は目の前の純也くんだ。
純也くんが圭にあたしを利用すればなんて言わなかったら、圭とあたしは付き合ってなかったはずだ。
ほんとに、なんで純也くんはそんなことしたのかな。やっぱり、あたしのこと嫌いなの?
…その割には、優しくしてきたり意味わかんないけど。
「…なんで睨まれてるの、俺」
無意識に睨んでいたのか、純也くんが苦笑しながらそう言った。
「…純也くんって、あたしのこと嫌いなの?」
ずばっと、そう聞いてしまった。
突然すぎたかもしれないけど、いつまでもモヤモヤしているのは嫌だ。
純也くんの目が点になる。
そこまで驚くかな?
「…なんでそう思うの?」
純也くんがあたしから目を逸らし、そう言う。
「…だって、あたしが絶対傷つくって分かってるはずなのに、圭にあたしを利用することをススめたりとか…。そんなの、性格悪過ぎるかあたしのこと嫌いなのかどっちかしかないでしょう?」
これで嫌いだよ、なんて言われたらさすがにショック。
けど、そのほうが逆にスッキリする。

